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投資信託では、主に2つの方法で利益を得ることができる
1つは、「収益分配金」です。年に2回出る場合もありますし、毎月出る商品もあります(証券会社によって異なる)。もう一つは「売買益」です。購入時は「一口1000円」であっても、売却時に「一口10500円」であれ、売却しただけで「500円」の差益を受け取ることが出来ます。しかし、購入時より値段が下がった時点で売却すると、その分が損失ととなります。
今回は「収益分配金」について詳しく見てみましょう。
収益分配金の受け取り方
投資信託から生まれる「収益分配金」の受け取り方は、
- 実際に受け取る方法
- 元本の増加という形で受け取る方法
があります。資産を増やしたい(元本の増加という形で利益を受け取る)と考えているならば、1年決算や半年決算など分配回数の少ない商品を買って、分配金を再投資していく形が望ましいです。では、なぜ、
- 分配回数の少ないファンドを買う
- 分配金を再投資していくこと
ということが「資産をふやす」目的に合うのでしょうか。
資産を増やすという観点では、分配金の受け取り頻度は少ない方が優れています。
例えば、1万円あたり毎月40円(0.4%)の分配金を毎月受け取る場合では、年間合計分配金は480円、10%税引きで432円となります。一方、毎月の収益(0.4%)が1年間ファンド内で同じ利回りで複利運用されれば(1年に一回受け取り)、1年後の収益は491円、10%税引きで442円になります。
毎月、受け取る場合には税金の支払いが毎月発生するのに対し、年1回のみ受け取りの場合は、税の支払いを毎月でなく1年後に繰り延べる(先延ばしする)ことになり、運用利回りを高めることが可能なのです。